【自家角膜移植手術 経緯(1)】 |
10/18 朝右目が開きにくいことに気が付き、病院(かかりつけのホームドクター)へ行く。右目の白濁が認識され、角膜に傷があるという診断を受け、点眼薬が3種類(抗生剤・消炎剤・角膜保護剤)が処方され、1日4回の点眼を指示される(キッチリ6時間おきに点眼した)。【治療費 8,920円】
10/19 経過観察のため、通院。目は開けるようになっていたが、白目の赤みがひどかった。白濁もあり。【治療費 3,040円】
10/20 経過観察のため、通院。良くはなってきているとの診断を受ける。【治療費 520円】
10/21
10/22
10/23
10/24 《写真で振返る限り、目の状態は良かった》
10/25 経過観察のため、通院。経過は良好との診断を受ける。これならばとのことで、点眼薬が2種類に減らされた。(抗生剤・角膜保護剤のみに)回数も4回→2回へ減少。傷は治っても、白濁は残るとのこと。【治療費 3,150円】
10/26
10/27
10/28
10/29
10/30
10/31 《写真で振返る限り、目の状態は良かった》
11/01 経過観察のため、通院。朝の時点で白濁がひどくなったかなという印象があったが、診察でも、同じことを指摘される。角膜補修剤が新規に処方され、抗生剤はもう不要との指示を受ける。2種類を2回の点眼。この手の目のトラブルは、診断が難しいと言われた。【治療費 1,360円】
11/02
11/03 朝からやや目が開きにくく、心配する。夕方通院しようとするも、休診日で断念。
11/04 また目が開かなくなり、朝一番で通院。突然、失明の可能性を告げられ、一刻も早く眼科専門医を受診することを奨められる。ホームドクターでは手に負えないとのこと。当日中は専門医の予約が取れず、翌日に行くことになる。右目の白濁は広範囲に拡がり、中心にあるクレーターのような窪みが肉眼で確認できた。【治療費 2,100円】
11/05 朝、眼科専門医に向かう途中、角膜が破裂。専門医を受診、明後日の手術が決まる。応急処置として、治療、右目の症状が落ち着いてきた後、全身麻酔による瞼の縫合を行う。【治療費 84,064円】
11/06 自宅での点眼と内服薬による治療。
11/07 全身麻酔にて、自家角膜移植手術を行う。術後は入院。【治療費 303,127円】
11/08 退院。
※空白の日は、獣医の指示通りに点眼治療を実施。
10/18に症状を認識して、直ぐに病院へ行ってから、約20日が経過して手術…。
現在の眼科主治医によれば、最初の段階で適切な治療さえしていれば、、、とのこと。また、一旦良くなったように見えても、角膜全体の力が弱まっているため、なかなか回復に向かうものではないと。途中で点眼の回数が減り、最終的に抗生剤を止めてしまったことが、一気に角膜穿孔へ至る原因になったのでは?とワタシは思っています。(眼科主治医はホームドクターへ遠慮して明言しませんが…)
上記の経過を見て歴然のように、獣医の診察を受け、治療していたのにも拘らず、最悪の事態にまで進行してしまったコタの角膜。早期に発見できても、適切な治療が出来なければ何の意味もないことを痛感します。父母として悔やまれるのが、10/20の段階で専門医受診の必要性も感じながら、その後の経過が良く見えていたことでそうはせず、同じドクターに診てもらってしまったこと。そして、最悪11/1の段階で専門医に診てもらえば、既に手術は避けられなかったかもしれないけど、少なくとも角膜が破裂する激痛をコタに味あわせなくて済んだのではないかということ。(コタが生きてきた中で最も痛かったことは間違いありません)今となっては、後悔先に立たず、ですが、場面場面でコタにとっての適切な判断をしてやれなかったことは、悔やんでも悔やみきれません。
(正直ホームドクターへのやるせない思いはありますが、最終的な判断は父母の責任です)
発見から20日以内に手遅れになった今回の経験から言えることは、このような眼のトラブルの場合、最初から眼科専門医を受診するか、短期間の内にセカンドオピニヨン(眼科)を求めるか(タイミングの判断は難しいと思いますが)、いずれかの対応が必要だということ。個犬差もあるのでしょうが、今回最終段階での穴が開くまでの悪化の仕方、進行のスピードは、あっという間の出来事だったように思います。とにかく、白濁等の異変に気が付いたら、最低限直ぐに診察を受けることをお奨めします。状況によっては、一晩で進行してしまう危険性もあることを頭の片隅に置いてください。
今後、コタの場合、眼のトラブルに関しては、今回お世話になっている眼科医を受診することになるでしょうが、そもそも眼のトラブルが多いパグと暮らすにあたっては、専門病院でなくとも、眼病に強い病院(例えば眼科手術学会に所属する医師がいる)をホームドクターとして選ぶ必要があるのかなぁと、そんなことも考えますね…。現在、新しいホームドクターを模索中です。
※ここまでの治療費合計 40万6,281円。治療費についてはどうかなとも思いましたが、どんなパグちゃんにも起こりえる目のトラブル、、、我が子を痛い目に遭わせたくない気持ちを持っていただくのが第一ですが、金額的な観点からも、その重要性を他の飼い主の皆さんに感じていただきたく、開示することにしました。明細は、後でUPする個別記事に記載します。
『角膜移植』カテゴリの次回は、「角膜穿孔」をUP予定。
いえいえ、ご参考いただければ幸いです。鍵さまはパグ親としてワタシより先輩ですから、釈迦に説法だと思うのですが、多くの方に眼のトラブルを軽く考えないで欲しいと伝えたく、記事更新をしました。
かかりつけの病院へ行った事があったんです。
先生も、よくわからないので専門病院を紹介します。って言ってくれて
すぐ行きました。
結果は何でもなかったのですが
わからない時はハッキリ言ってくれて紹介してくれたので
安心した事を思いだしました。
大吉の時は、もっと早く大学病院でCTとか撮ってれば
骨折する前に飼い主が気をつけてあげる事が
出来たんじゃないかって今でも思います。
1ヵ月以上の入院は、とても心配でしたから。。
病院選びホント考えちゃいますよね。。
専門の病院をすぐ紹介してくれるホームドクターは良いですネ。
“よくわからないので”と言ってくれる獣医さん、素晴らしい。
ウチもそんなホームドクターを見付けたいなぁ。
大ちゃんは、苦労してますものね。
でも、なかなか予防的にCTを撮ったりするのは難しいですヨ。
ワンコ達が少しでもしゃべってくれたら、それも可能だとは思いますが…。
病院選び、しばらくは頭を悩ませそうです。