【術前検査と手術内容】 |
手術前にここあ氏とここあママに会えて良かったネー。
で、今日は術前検査。
内容は、血液検査とレントゲン、エコーというメニュー。
昼過ぎにコタくんを預け、15時半頃迎えに行きましたが、検査前・後とも、センセイから丁寧な説明がありました。昨日はまともに説明を受けていなかったため、父母の解釈に大きな誤解があった模様。
で、検査の結果は、手術に向けてという意味では、全く問題なし、とのこと。
転移に関しては、見れる限りは主要臓器への転移は認められないとのことでしたが、手術後の病理検査の結果を見ないと、何とも言えない部分があるとのことです。なお、抗がん剤の必要性も病理検査の結果次第とのこと。
また、レントゲンを撮影しましたが、これにより、コタくんの軟口蓋過長と気管虚脱が確定しました。(今まではそうだろうと言われていたが、確定診断ではなかった)コタ母によれば、気管のつぶれ具合は相当で、ショッキングな画像だったようです。
以下、手術に関するセンセイの説明をまとめておこうと思います。
・軟口蓋過長の手術は、コタくんの場合は、あくまでも麻酔から覚醒する際の呼吸困難のリスクを低減するための必要処置である。
・軟口蓋過長の手術は、超音波メスで行うため、出血や腫れは最小限に抑えられる。縫合もなし。
・手術後抜管した際、気道が腫れるリスクがあり、こうなった時コタくんの軟口蓋過長は気道を塞いでしまい非常に危険。軟口蓋過長の手術をした場合の患部も腫れるリスクがあるが、こちらの方が呼吸困難を引き起こすリスクは遙かに低い。
・肥満細胞腫の手術と、軟口蓋過長・鼻腔狭窄を同時に行った場合、確かに麻酔の量は多くなる。手術時間の延長は、+30分以内程度。
・コタくんの場合、今回麻酔時間が長くなるのと、改めて麻酔を行うのとでは、再度麻酔をする方がリスクが高い。
・鼻腔狭窄の手術をせず、軟口蓋過長の手術のみという処置もあり得るが、鼻腔狭窄が解消されないと軟口蓋過長切除の効果が減殺されてしまう。
・鼻腔狭窄の手術は、垂直楔形切除術という方法であり、見た目の印象は変わる。
・鼻腔狭窄の手術をした場合は、縫合があるため、術後エリザベスカラーの装着が必要。出血もしやすい手術。
・肥満細胞腫の切除に伴い縫合する際、皮膚を引っ張って縫うため、オ○ンチンの位置(向き)が変わってしまう可能性が高い。
・最優先は肥満細胞腫の切除であり、腫瘤切除後のコタくんの状況次第では軟口蓋過長や鼻腔狭窄の手術は中止する。
昨日の父母の理解とは異なり、軟口蓋過長の手術は、せっかく麻酔するからやっておこうという“ついで”ではなく、今回の肥満細胞腫の手術にあたって必須の施術だったのです。
今朝の段階では、同時の手術は止める、軟口蓋過長の手術はそもそも考えていた11月に行うという結論を父母で確認しあっていたのですが、呼吸を確保するために必要ということになると、軟口蓋過長の手術もやらない訳にはいきません。ただ、鼻腔狭窄の手術については、見た目の印象が大きく変わらない手術法を望んでいたため、最後まで抵抗しました(苦笑)。が、コタくんのホームドクターではそのような手術は出来ないとのこと。とは言っても、再度麻酔するリスクの方が高いと言われてしまうと、鼻腔狭窄の手術のみ、望み通りの方法で別の病院でやってもらうというプランも破綻してしまいます。今回は見た目が変わることよりも、生死のリスク、今後長生き出来るための施術を優先する他ないという結論です。
残念なのは、今回軟口蓋過長&鼻腔狭窄の手術をしても、気管虚脱については解消することは出来ないということ。気管虚脱に関しては、コタくんのホームドクターでは成す術がないとのことです。(画期的な手術が出来る病院は知っていますが、コタくんには通院治療が不可能)
で、父母が導いた答えですが、今回の手術は、
・肥満細胞腫切除(体表腫瘤切除)
・軟口蓋過長切除
・外鼻孔拡張
ということにします。
複数のセンセイで、コタくんの生命優先で協議してくれた上での提案ですし、父母としても異論はありません。
手術は22日昼頃から開始予定で、1時間20分程度の手術時間になると思われます。術後は、酸素室に入り体力回復を促進するとのこと。
見込みでは、1泊入院の必要はないとのことですが、手術開始時間によっては入院もありそうで、それが心配のタネ。
@コタ父
ブログは拝見していたのですが、たび重なる色々に驚きが隠せず。またパパさん、ママさんの心中をお察しして何を申し上げてよいやら・・とコメント入れれずにおりました。
今はただ、手術が無事に済むこと、肥満細胞腫がキレイに取ることができることを祈っています。
前に話したパグ友さんは二頭とも鼻の切除をしましたが、美人は変わりませんでした。なので、コタ君も可愛さは変わらないハズです。終わるまで気が気でない気持ち、痛いほどわかるので私までソワソワしそうです、一緒に祈っていますからね。
ホントに色々続いちゃって、、、お気を遣わせてしまってスミマセン。
blogに書いていないところでも、実際はコタくんだけじゃなくて家族全員というかクルマとか家財もひっくるめて悪いことが続いてたりするんですよ。今年のコタ家、何か祟られているような感じです(涙)。
鼻の件は、気にしすぎなんだろうなぁ、慣れれば可愛いんだよなぁとは思うのですが、手術法によって術後の印象が随分と違うことを知ってしまったので、ビビッていたりします(苦笑)。
お祈り、ありがとうございます。
私も麻酔が怖くてチッチの検査や治療を先延ばしにしてしまい、そのことを今、死ぬほど後悔しているので、今回のお二人の決断にエールを送りたいです。
チッチも二度目の治療もあまり効果が得られず散歩が楽しめない状況です。せっかく涼しくなったのにね。
麻酔のリスクですが、鼻ペチャ犬は、麻酔から覚醒する時(チューブを抜くタイミング)が要注意だそうで、コタ君の先生はそのことをとてもよく考えておっしゃっている感じで、安心ですよね。
私も、怖い怖いと耳を貸さなかったので、もっときちんとした知識を持っていればなって思いました。
何度もコメントごめんなさい。とにかく、皆さんどうか体調に気をつけて頑張ってください。
説明、すごくわかりやすくて『なるほど…』です。
信頼してお任せできますね。
無事終わりますよう祈っています。
コタくん、気管虚脱…
パグちゃんに多いですものね。
2年前、我が家から通える所に≪画期的な手術が出来る病院≫で勉強されていた先生が開業されました。
通院治療を受けられる範囲は限られますものね(ToT)
ウチも麻酔に関してはずっと逃げ腰で暮らしてきました。眼の手術の際は、全身麻酔を経験していますが、基本、大きな怪我などでない限り、全身麻酔は避けたいなぁと考え続けてきて、その過程で、歯の治療や軟口蓋に関しても先延ばしにし、今に至っています。(鼻ペチャオーナーの多くがそんな感じなのではないかと…)
コタくんのセンセイは几帳面で慎重な方なので尚更かもしれませんが、術後の覚醒に関してこちらが想像していた以上に気を遣ってくださっている感じです。
そうですねぇ、やっぱりこっちも具合が悪くなってきますよねぇ。今日も、ホント、ドキドキ・ザワザワの1日になりそうです。
急ですが、明日の昼からに決まりました。ホームドクターでの手術は初めてになりますが、思っていたよりコタくんのセンセイは丁寧でした(笑)。凄く几帳面なので、縫合とかも丁寧なんじゃないかと、その点は信頼していますし、ワクチンアレルギーで生死を彷徨った際に助けてくれたセンセイですし。今回も助けてくれると思っています。
気管虚脱は本当に難しい病気ですよね。手術だけでなく治療期間も長くなるようですし、ワタシが自営業なら通わせることも可能なのだけど、単なる会社員には平日休みまくるのはちょっと無理ですしネ。出来る範囲でしてやれることはしてやり、一生上手く付き合っていくしかないのかなという感じです。