【肥満細胞腫・腫瘍摘出/軟口蓋過長切除/外鼻孔拡張 ダイジェスト】 |
手術前日は、食事は21:00まで、水分は、当日の8:00ぐらいまでならOKという指示。
当日朝は、いつも通り散歩に行き、排泄を済ませ、帰宅してからはこれまたいつも通り、お風呂で足やおなか、顔洗いを。最後の水分摂取を終えてからは、ひたすら安静にさせるべく気を付けました。
病院へは10:00までに来院するよう言われていたので、その通りに。
かなり待たされるかなと構えていましたが、実際はほどなくして呼ばれ、担当のセンセイから改めて手術に関する説明を受け、承諾書にサインし、コタくんを預けました。(体重 10.68kg)
説明の際、軟口蓋過長切除と鼻孔拡張の手術例として、最近病院で手術したフォーンのパグちゃんの画像を見せてもらいました。とっても可愛いパグちゃんで、そのことが印象に残っちゃって(苦笑)。このパグちゃんが現在も元気に暮らしていることを聞いて、心強くなれたのは大きかったな。
コタくんを預けてから、父母は一旦帰宅。
コタくんは、すぐ毛を刈り始め、酸素室に入り、手術前に体中に酸素を行き渡らせてから麻酔の導入に臨むとのことでした。
12:00頃再度病院へ。
しかし、担当のセンセイの外来診療がなかなか終わらず、いつ始まるんだろうとザワザワした気持ちで待ち続け、受付の方から、「これから手術に入るそうです」と教えられたのが13:10頃。まず、麻酔導入時のリスクを心配していたので、13:30を過ぎても何も告げられることがなく、手術が始まっているなぁと一安心。
ここからは延々と待つのみ。
(ここで手術しているんだよなぁと眺めていた)
父母の胃痛が最高潮に達したのが、15:00になっても「終わった」旨の連絡がなかった時。もう終わっていいはずの時間なのに、、、麻酔から醒めていないのか、、、と悪いことばかりが頭を過り。その刹那、手術着のままの担当のセンセイがipadを片手にやって来て、覚醒したコタくんの動画を見せてくれたのでした。もう少し遅かったら、胃に穴が開いてたかも。
その後、夫婦してセンセイに握手を求め(笑)、お礼を言って、再度帰宅しましたが、センセイの嬉しそうな顔が印象的でした。
迎えに行ったのは、夕方17:00過ぎ。
外来診療は終わっているはずの時間でしたが、まだまだ患者さんが多く、最終的に呼ばれたのは、18:00過ぎ。
診察台の上に乗せられたコタくんは、明らかに麻酔の影響が残っていましたが、父母を見るなりビックリして、体を震わせて喜んでくれました。
ここで、担当のセンセイから手術に関する説明を受けました。
ホルマリン漬けになったコタくんの腫瘍(マージンを含んだ切除部分)。実際はもう少し大きかったようですが、これが病理検査に回ります。結果は1週間~10日後とのこと。抜糸は2週間後が目安とのことです。センセイは、毛刈が広範囲になったこととオ○ンチンの向きが変わってしまったことを気にされていましたネ。
大きさが判りにくいですが、切除した軟口蓋です。これも時間の経過で縮んでいたかもしれませんが、鶏砂肝のような質感に見えました。
呼吸は間違いなく楽になるはずであり、気管虚脱についても進行を遅らせる効果が期待出来るとのことでした。
鼻についても抜糸は2週間後目安。傷口は2-3日でくっつくとの説明でした。事前説明にもありましたが、出血はかなりあったとのこと。
2日後に最初の消毒を行い、もしそれまでに血が滲んできたり、浸出液が出てきたりしたら直ぐ来るようにとのことでした。また、こちらからのリクエストで、しばらくは消毒の度に酸素カプセルに入らせてもらうことになりました。
他には、当日は体温が低下しがちなのでエアコンの効かせ過ぎに気を付けること、食事はいつもの半分の量を目安に与えること、2-3日は食欲がないかもしれないこと、排尿は丸1日ないようだったら病院に来ること、排便は3日位なくても大丈夫であること(ホント??)等々、術後の注意がありました。なお、散歩に関しては神経質になる必要はなく、行って構わないとのことでした。
内服薬(翌朝からの開始で4日分)
プレビコックス57(痛み止め1日1回)
セファクリア錠(抗生物質1日2回)
ガスター(H2ブロッカー1日2回)
手術費用
TOTAL 141,435円(保険適用後42,430円)
WEBで検索すると、この手の外科手術は病院によってまちまちの費用で、誰かの参考にはならないかもしれません。コタくんの病院は、リーズナブルな方かも。
また、手術当日の費用の他、術前検査費用が、28,800円(保険適用後 16,240円)掛かりました。術前検査は広範囲のレントゲン撮影があったので、ちょっとお高めです。
今回は腫瘍発見から4日後に手術という慌しいスケジュールでしたが、病院側が複数のセンセイで手術に関して協議してくれる等、コタくんを気遣ってくださったため、何がリスクなのか非常に明確になって手術に臨めた印象です。実はこちらをホームドクターにしてから初めての手術、麻酔だったため、当初信頼していいものか悩みもあったのですが、それは杞憂に終わりました。ただ、全てのリスクを話してくれる傾向にあったため、胃の痛みは多くなったかも、しれません(苦笑)。
そもそもこちらの病院をホームドクターにしたのは、院長センセイ同士がお知り合いであるコタくん行きつけの眼科専門医で、自宅を引っ越してホームドクターを探していた際、「コタくんが年をとっていくと、設備が整った病院がいいし、複数の先生が居る病院の方が治療方針も一方向に偏らないから良いよ」とのアドバイスがあり、「家も近いんだし、○○先生のとこがいいんじゃない?」という勧めでこちらの病院にしたという経緯がありました。
正直、設備はそんなに整っているとは感じないのですが(苦笑)、確かに今回、センセイが沢山いることのメリットは感じられましたし、自宅に近いメリットも享受出来ました。
※コタくんの病院は個人経営ですが、獣医師(常勤)が15名以上います。
@コタ父